にぎわい。歓喜。塩焼きの煙。

四年ぶりに訪れたのは
「龍泉洞」・・・
(写真)

人がにぎわい
子どもたちの歓喜の声が飛び交う。


イワナ。ヤマメ。牛串。
焼き物の煙と匂い。


これが
「あるべき姿」なのだと
安堵する。


四年前のGWは
311直後だった。


個人的に
被災地の視察の
一貫で訪れ
ここを経由して
宮古市に
支援物資を届けた。


GWのかきいれ時に
お客さんは2・3組。


閑散としていた・・・


岩魚を焼いていた
おじさんは
自分の焼いた魚を
お昼ごはんにしていた。


肩を落として
商品を食べざるをえない
その姿は衝撃で
今でも忘れない。


「ああ。大変なことになっている」と。


売店には
重茂漁港の倉庫で
津波から
かろうじて免れた
昆布やワカメが
並んでいた。


宝物を見つけたような
気持ちになった。


「買えるだけ買おう」
それが
被災地支援になる・・・
と、たくさんの海藻を
買い込んだ。


「ありがとう」と
何度も
言われたっけ。。


直後の
６月昭島市議会では
被災地支援の一貫として
「被災地の特産物を取り寄せて、昭島市内の各地・あらゆる機会で販売すること」を
提起した。


質問中・・・
私の脳裏に
焼き付いていたのは
イワナ焼きの
おじさんの姿だった。


後日・・・
夏のくじら祭は
「復興支援フェスティバル」として
さまざまな
被災地の特産物が
販売された。


午前中で
売り物がなくなった
被災地商店の方は
「もっと提供できるように、復興を進めます」
と言っていたな。


昭島市議会としても
何かできないか？と
持ちかけ・・・


昭島市議会ブースでは
「龍泉洞の水」と「昭島の水」を
販売した。


各議員が
代わる代わる
売り子となって。


今でも
産業まつり等の機会や
昭島の観光案内所では
岩泉町の特産物を
手に取ることができる。


龍泉洞のにぎわい・・・
被災地のにぎわい・・・
岩泉町のにぎわい・・・


心からホッとする。


被災地を
訪れつづけて
４年。


そのときどきで
「自分にできることは、何か？」
「私は今、何をすべきか？」
「昭島に持ち帰るべきは、何か？」
と、自分の立場から
問いつづけた。


これからも
それは
変わらない。。