みなし不採択？！

厚生委員会終了後
沸騰している
頭の中を
鎮静させている・・・私。
(写真)

今日の
厚生委員会では
市長から
提案された
国民健康保険税の
値上げについて
審査が
行われた。


そして
その提案を知った
市民からは
『これ以上の負担は無理！国保税の値上げはしないで』
という陳情も
議会に提出され
議題に
あがっていた。


三つの団体から
出されていたのだ。


しかし、しかし・・・
厚生委員会（大嶽貴恵委員長）の
進め方は
市民からの陳情を
審査することなく
終了した。


先に審査した
市長提案の
国保税値上げ条例が
採択（※）されたことによって。


※国保税値上げ条例に・・・
賛成の議員：大島博議員（公明党昭島市議団）、篠原有加議員（みらいネットワーク）、渡辺純也議員（公明党昭島市議団）、杉本英二議員（自民党昭島市議団）。
反対の議員：熊崎真知子議員（日本共産党昭島市議団）。
賛成多数で、採択。


先に審議するのは
「条例が先」というのは
わかる。


そして
別々に審査する
という手法もある。


でも
別々に審査して
条例の結論が
出てしまえば
実質的な
陳情の議論は
できなくなる。


自動的に
結論が
出てしまうから。


現に
今日の厚生委員会では
値上げ条例が
採択されたのち・・・


市民の陳情を
審査することなく
大嶽委員長が
『みなし不採択』と
発言し
採決をすることも
なかった。


市民からの
陳情や請願は
大切な意見だ。


だからこそ
これまでは
内容が重なれば
条例と陳情を
一括して
審議してきた。


四年前に
同じように
国保の値上げが
行われたときも
そうだった。


今回のように
同じ内容でありながら
別々に審議する
という手法は
私が
議員になってから
8年間は
記憶にない。


「みなし不採択」
という結論は
過去に
一度だけ
あるそうだ。


市民からの陳情を
「みなし不採択」
としたのは
昭和50年代にまで
さかのぼる。


しかし
この時も
市長提案の条例と
市民の出した陳情が
一括審査
されているのだ。


しかも
昭和50年来
やられていない
「みなし不採択」という
この手法を
なぜ、ここで
持ち出したのか。


なにか・・・
とても
黒いものが
見えてならないのは
私だけでは
ないだろう。


（条例と陳情を）
『一括して審議すべき』
と、主張した
熊崎議員に
賛同する議員は
いなかった。


大嶽委員長も
熊崎議員の提案を
拒否した。


市民の陳情を
審査もせず
採決することなく
議員が
態度表明もしない。


こうした
委員会運営は
市民不在と
言えるのでは
ないだろうか。。。