そのとき、私は・・・？？

先月末に
北海道、奥尻島の
震災対策を
視察して・・・
「行政の役割」と同時に
聞いておきたかったことが
あります。

災害時と
その直後に
議会と議員は
どういう
動きをしていたのか。


この
問題意識は
3・11のあと
ずっと
考えていたことです。


311直後の5月に
個人的に
岩手県の被災地へ
支援物資を運んだとき
被災自治体の議員さんの
お話を聞く
機会がありました。


発災当時
市議会の真っ最中。


市議会は
とうぜん
急遽、休憩となりました。


そして
市庁舎にとどまった
議員さんもいれば
自宅のある地域に戻った
議員さんも
いたそうです。


また
福島県の被災自治体では
日本共産党の議員と
防災課の職員が
一緒に
日本共産党の宣伝カーで
住民に避難を促す
アナウンスをして
まわったとか。


その後も
行方不明者の捜索など
自衛隊や職員を
地域に案内するという
つとめをしたとか。


奥尻島の地震は
夜22時を
過ぎていました。


その直後には
議員のみなさんは
地域の学校や避難所で
その運営や
手伝いの先頭に
立っていたそうです。


7月の震災でしたが
町の復興支援室が
設置されたのは
三か月後の10月。


時を同じくして
町議会にも
復興特別委員会が
設置されたそうです。


今回の視察の初日
奥尻島の町議会議長
麓（ふもと）議員が
ごあいさつに
来てくれました。


震災当時の
議員と議会の動きを
質問してみました。


麓議員は
20年前の震災当時
まだ議員には
なっていなかったそうですが・・・


「災害が起こったとき、自治体の職員は大変なことになっていたけど、意外と議員は何もやれないんだよ」と
語りました。


そして
こう付け加えました。


「地域の状況や行政の情報をとらえられて、そこをつなげることではないかな」と。


正しい情報を
住民に
知らせるということ。


地域の様子を
行政に
しっかり伝え
できうる
必要な措置を
講じること。


が・・・
麓議員からの
回答でした。


これは
災害時だけでなく
通常時でも
変わらずに
重要なことです。


しかし
災害時には
そこが
切実に求められる
ということ
なのでしょう。


日々・・・
この姿勢を忘れずに
議員として
活動を続けることの
大切さを
改めて認識しました。


「災害が起こったとき、私（議員）は・・・」
という
問題意識は
これからも
考え続けたい
課題です。


。。。。。。。。。。


写真は
奥尻島の防潮堤。


この場所は
20年前の震災で
11ｍの津波が
襲ってきました。


それと
同じ高さの
防潮堤が
震災後に
設置されたそうです。