一般質問報告⑨・・・災害対策からも、学校給食は直営で！

この間
多摩辺中学校の
給食調理部門民間委託を
めぐって
市教育委員会と
議論を
たたかわせてきました。

私は
「学校給食法」を
遵守して行う
給食調理に
民間委託はなじまない！
と、再三
指摘してきました。（※）


※2010年９月市議会、本会議一般質問と決算委員会。12月市議会、本会議一般質問と文教委員会。　2011年3月市議会、本会議一般質問。


市議会には
市教育委員会の
具体的な
契約内容や
仕様書も
示されないまま・・・
（3月11日の震災という事態もあり、文教委員会等は行われなかった）


今年の四月から
多摩辺中学校の
給食調理部門民間委託が
スタートしました。


この間
争点となる
議論は
それなりに
尽くされ・・・


具体的な
契約内容等が
出てきた上での
新たな議論が
待たれていた最中に
民間委託は
強行されました。


今回の
一般質問では
一点に絞って
質問しました。


『民間委託された多摩辺中学校の地域について、災害時の炊き出しは誰の手によって行われるのか』


市は
『給食部門の市職員』
と、答えました。


昭島市の
「防災計画」によれば
災害時・・・
市内の学校は
地域住民の
避難所となります。


そして
給食調理施設をもつ
学校は
「炊き出し施設」と
なるのです。


その
「炊き出し」に
第一義的にあたるのは
もちろん
市の職員なのです。


民間委託しても
まずは
「市の職員」が
あたるしか
ないのです。


もし
民間の人に
お願いするとなれば
別の契約を
交わす必要が
出てくるのです。


だから
市は
私の質問に
『市内で学校給食の仕事をしている市の職員があたる』
と、答えるわけです。


しかし
市内全体が
災害にみまわれたとき
はたして
他の給食調理をしている
職員が
多摩辺中の炊き出しに
あたれるでしょうか。


考えれば
簡単に
答えは出る気がします。


阪神淡路大震災のとき・・・


運営を
民間にゆだねていた
公共施設が
いつまでたっても
避難所機能を
開始することができず
大変な
状況があったと
報道されていました。


日々
子どもたちに
おいしく
安心・安全の
給食を提供することに
とどまらず・・・


地域の
災害対策を
考えたとき
やはり
給食調理の
民間委託という
やり方は
問題があるのでは
ないでしょうか。


市の
当初の計画によれば
来年度は
瑞雲中学校
福島中学校でも
民間委託が
計画されています。


未曽有の大災害が
東北地方を襲い
日本全体が
その復興に
向かっている、今。。。


もう一度
立ち止まって
考えなおさなければ
ならない
大事な問題です。