昭島市議会議員研修会。

昨日の研修会。
首都大学東京
都市環境科学研究科
地理環境科学域の
山崎晴雄教授を
招いて、行われた。

この先生の話は
以前にも
聞いたことがある。


昨年、6月・・・
1500人が入る
昭島市民会館大ホールで
初めて。


東日本大震災のあとで
『立川断層は、どうなのか？』等々
関心が高く
会場いっぱいに
市民が
参加していた。


そして
昨日で二回目。


今回は
市議会議員22名と
議会や防災の
担当職員数名。


資料を
一枚一枚
めくりながら・・・
メモを
取りながら・・・
じっくりと
聞くことができた。


最近では
あちこちでの
講演に
大忙しの日々を
送っている
先生なのだろう。


ありがたい
機会だった。


学生の頃から
「立川断層」を
研究しているという。


最近のデータから
学生の頃からのデータ。


さまざまな
値を示しながら・・・
過去の検証も
踏まえながら・・・
の、講演は
一時間半が
あっという間だった。


「内部活断層」
「海溝型」
この違いから
始まり・・・


立川断層は
どこにあるのか・・・
（残堀川に沿っている）


断層の上のみが
危ないわけではない・・・
（極端に言えば、10㎞先まで揺れる）


昭島周辺は
地形区分で言うと
「台地」で
地盤が固い・・・
（武蔵野台地。多摩川の砂利でできている）


しかし
場所によっては
もちろん
ゆるい地盤もありうる・・・
（以前、沼だった場所など）


「地震の法則」
というのは
地震の数が増えれば
大きな地震の
可能性が
増えいているということ。


などなど
蓄積された
資料を元に
うなずける
話が満載だった。


そして
先生は
『もし、立川断層が動いたら』
として
『いちばん危険ななのは火災だろう』と
懸念した。


＜先生のまとめ＞
●活断層である立川断層は、大地震を起こす可能性がある。
●しかし、いつ活動するかは不明。活動時にについては、二つの考え。（地震調査委：満期に達している。東京都：最後は、2000年前。）
●3・11東北地方太平洋沖地震の後、立川断層を含む北西・東南走向、あるいは南北走向の横ずれ活断層が動きやすくなったとされる。しかし、立川断層は本当に横ずれなのか？保守的な評価として横ずれを考えているが、横ずれの証拠はない。
●地震の強震動は、断層線上に集中するものではない。断層の上かどうかよりは地盤条件が重要。断層をむやみに恐れない。
●武蔵野台地は地盤が良く1923年関東地震の被害は小さかった。しかし、現在は周辺環境が当時と大きく異なっている。3・11の交通の大渋滞。もし火事が発生していたら、大災害になった可能性がある。火災に対する防火・延焼防止対策、都市の不燃化対策が必要。