米軍の凶悪犯罪、また・・・

基地がある限り・・・
住民の人権を
蹂躙する
許されない事件が
つづくだろう。


沖縄で
またも
米兵による
女性暴行事件が
起こった。

夕方の
テレビニュースで
速報された。


「またか・・・」と
心の底から
怒りが
こみあげる。


二人の
大きな体の米兵が
共謀して
沖縄の女性に
交互に性的暴行を
加えて
ケガを負わせた。


二人の米兵は
お酒を飲んでいた
という。


米兵による
こうした事件は
ずっと
くり返されている。


安保条約にもとづき
在日米軍基地の存在は
私たち国民の
命と安全に
大きな脅威を
与えている。


その一つが
今回のような
基地に駐留する米兵の
数々の犯罪行為だ。


1955年9月3日・・・
6歳の少女が米兵に嘉手納基地へ連れ込まれ、強姦され、殺害されるという残忍な事件が起こった（由美子ちゃん事件）。激しい雨に打たれ、ずぶ濡れになった由美子ちゃんの遺体は、基地内のゴミ捨て場で発見され、唇を噛みしめ、右手に数本の雑草を握りしめるようにして死んでいたという。


一週間後の9月10日・・・
具志川村の農家宅で、突如「女を出せ」と土足で家に上がり込んできた米兵が、9歳の少女を強姦する事件が発生した。


1957年・・・
群馬県の演習場で、金属類を拾いに来ていた住民を、米兵が近くに呼び寄せた上で射殺。殺人事件ではなく傷害致死事件で処理する裏約束が日米間でされていたことが、のちに判明（ジラード事件）。


1970年5月・・・
沖縄で前原高校一年生の女子生徒が下校途中、米兵にナイフで腹部や首、頭を切りつけられ、瀕死の重傷を負う。犯人の米兵は女子高生をサトウキビ畑に引きずり込んで強姦しようとしたところ抵抗され、ナイフでめった刺しにして逃亡。

1995年9月・・・
沖縄で、アメリカ海兵隊2名とアメリカ海軍軍人１名が、12歳の女子小学生を拉致した上、集団強姦。実行犯である三人が引き渡されないかったことが問題となった（沖縄米兵少女暴行事件）。


1996年・・・
海兵隊員が運転する交通事故により、沖縄の母子三人が死亡。


1998年・・・
飲酒運転した海兵隊員が18歳の女子高生の運転するバイクに衝突し、ひき逃げして死亡させる。


2002年4月6日・・・
横須賀市内の駐車場に止めていたワゴン車内で、オーストラリア人のジェーンさん（仮名）が、米兵に強姦された。ジェーンさんは、「警察に行けば、助けてくれると思ったんです。でも、警察は私の話を信じてくれませんでした。それどころか、バカにされ、逆に犯人のように扱われたんです」と語る。


2003年7月・・・
東京・福生市で、米兵が日本人男性を刺し、重傷を負わせる。


2005年12月・・・
東京・八王子市内で厚木基地から横田基地へ向かうワゴン車を運転していた米海軍により、小学三年生の男児３人がひき逃げされる。この米兵は、軍法会議にかけられることもなく、翌年に懲戒処分として減給のペナルティーを科せられるだけにとどまる。


2006年1月・・・
横須賀市で、空母航空兵が女性社員を強姦、殺害。


同じく10月・・・
横須賀市で、米軍属が口論となっていた女性を刺し、殺人未遂。


2007年・・・
広島で、未成年の日本人女性が４人の山口県岩国基地の米兵に、自動車内で集団強姦される。財布から現金を盗られ、車から放り出されてそのまま駐車場に置き去りにされる。被疑者は特定されたが、広島地検は、理由を明らかにしないまま４人を不起訴処分にする。


凶悪なものを
紹介してみたが
これは
米兵犯罪の
ごくごく一部に
すぎない。


防衛施設庁の
資料によれば
1952年から2007年まで
米軍が起こした
事件事故件数は
20万件に及ぶ。


そして
日本人が巻き込まれ
死亡した人数は
1,076人にのぼる。


2010年に公開された
外務省文書によれば
1965年の時点で
年間1000件に
のぼっている。


絶対に
許すことのできない
これら
米兵の重大犯罪。


しかし
さらに許しがたいのは
こうした
犯罪を起こした
米兵にたいする
日本の警察権や刑事裁判権が
十分に及ばない
日米地位協定の問題だ。


比較的
よく知られているのは
いったん
犯人が基地内に
逃げ込んでしまえば
日本の警察は
逮捕することが
できないという特権。


日米地位協定の規定が
根拠となっている。


また
米兵が
車で人をはねても
それが
「公務中」であれば
日本の警察が
現行犯逮捕していても
米軍に
犯人を引き渡さなければならないし
日本側は
裁判にかけることすらできない。


これも
日米地位協定に
定められているからだ。


容疑者が
米兵だというだけで
不起訴になったり
通常に比べ
刑が軽くなるという
事件が
これまで
たくさんある。


これは
日米間で
密約が
存在しているからだ。


2009年に
アメリカ国立公文書館で
発見されている。


米兵の特権を
保障するため
日本国民には見えない
さまざまな
「非公開取り決め」
「密約」
が、何層にも
折り重なっている。


巧妙に
仕組まれた構造の
〝闇の特権〟のもと
運用されているのが
日本の米軍基地の
実態なのだ。


今回の
女性暴行事件が
どういう
決着となるかは
わからないが・・・


こういう事件は
基地がある限り
つづくだろう。


沖縄県民は
騒音被害や
墜落の危険との
隣り合わせという
ことだけでなく・・・


この
あまりに
理不尽な
不公平な
日米安保・地位協定のもと
人権を蹂躙されてきたのだ。


それは
横田基地を抱える
私たち
昭島市民だって
同じだ。


オスプレイ配備の問題も
根っこは同じ。


なぜ
ハワイで飛ばさない
オスプレイを
日本の空に
飛ばすのか。


なぜ
米国では
住宅密集地に
基地は置かないのに
日本では
ゆるされるのか。


アメリカの従属国・日本なのだ。


在日米軍基地全体の
あり方を
問い直さなければならない。


。。。。。。。。。。


ちなみに
9月市議会では
このような
駐留米軍の犯罪や
米軍機の墜落の危険から
昭島市民を
どうやって守るのか
市長に
問いただした。


後日
そのやりとりを
ご報告させて
いただいます。