約束の追及

先日の代表質問後
志位和夫衆議院議員は
傍聴した私たちに
「今日の首相の答弁は、逃げに終始した。とくに電機産業の大リストラの問題は、45分の予算委質問をすべて使ってでも、首相を問いたださなければならないと思いますが、いかがでしょう・・・」と
言った。
懇談会場では
賛同の
拍手が起こった。


今日が
その予算委員会。

15時15分～
はじまった
志位質問。


くまざき議員と私は
15時40分くらいまで
市議会の
国会議員要請を
行っていた。


市議会の皆さんと
お別れをして
衆議院へ。


のこり20分の
志位質問を
参観ロビーの
モニターで
見つめていた。


質疑の最後
なかなか重要な
答弁を
引き出した。


モニター前の
数人の人たちが
小さく
「よしっ！」と言う。


ＮＥＣやＩＢＭなど
名立たる
大手電機メーカーが
行っている
違法な退職勧奨の
実態をあげて
（先日の代表質問でも、紹介していた）


野田首相に
問いただしたのだ。


「一般的には・・・」とか
「係争中の事件なので・・・」とか
だらしない答弁しか
できない
野田首相に・・・


「あなたの気持ちを聞いているんだ」と
再び迫る、志位さん。


野田首相は
「それは、あってはならないことだと考える」と
明言した。


経産省も
質疑の最後の方で
やっと
「だまっているわけにはいかない」という
主旨の答弁をした。


この瞬間
傍聴者から
「よしっ！」との
声が
発せられたのだ。


そして
志位さんは
「人を大事にできなければ、産業はつぶれる。働く人を守ってこそ、未来がある！」と
強調して
質問を終えた。


質問後の
国会議員団の
懇談会に参加すると・・・


この言葉に
強く励まされる
労働者のみなさんの
感想が
語られた。


今日の志位質問には
実際に
退職強要を
迫られながら
会社と
闘いつづけている人が
たくさん
傍聴に来ていた。


ソニーの工場で
外国人労働者とともに
大量解雇と
闘っている人・・・


同じくソニーで
退職強要を
迫られて
うつ病を患いながら
闘いつづける人・・・


ＮＥＣで
会社からの
くり返しの
嫌がらせを受けるも
会社と
真向対峙している人・・・


ＩＢＭでの
ロックアウト解雇と
たたかう弁護団・・・


ＪＡＬのパイロット
原告団長も・・・


１００人規模の
会場が
埋まっていた。


この人たちが
みんな
一様に言ったのは
「企業は人なり」の
視点だ。


志位さんが
質問の最後に
強調したことだ。


闘いの大義は・・・
「日本の産業は、こんなやり方で人をないがしろにしていたら、未来をぶち壊すことになる！」
ということだ。


裁判を
たたかっている
ある方は
この大義での
私たちの闘いは
「日本選手権では負けていても、世界選手権では勝っている」と
表現した。


労働問題での
ＩＬＯ勧告などに
見向きをしない
日本の現状を
言っている。


志位さんが
「こうした大義を掲げて、電機産業の親玉と私は直接話をしてみたい。どう考えるんですか？と・・・」と
言うと
会場から
拍手が起こった。


志位さんは
２００８年秋以降に
派遣切りが
横行したとき
トヨタの会長と
会っている。


そのときにも
「企業は人なり」の見地が
あなた方
トヨタ先代からつづく
考え方では
なかったのか・・・と
言ってやったとか。


ぜひ
日本共産党と電機産業親玉懇談（＾◇＾）
やってもらいたい。


さらに
解雇の抜け穴を
規制する
法制度の改革も
考えていくと
志位さんは語っていた。


日本共産党の
国会議員団の
論戦というのは
質問前の
ヒアリングや調査は
もちろん
徹底しているが・・・


こうやって
質問直後の懇談で
つぎの課題を
鮮明にしていくのだと
実感した。