覚悟。

写真は
岩手に住む
知り合いの
幼い姉妹が
描いた絵。

小学三年生と
保育園児の
姉妹。


AKBを
描いているらしい。


私も
幼い頃は
カワイイ女の子の絵
(…自分としては、そのつもり)
ばかりを
描いていた。


もうすぐ
あの震災から
一年となる。


姉妹は
岩手内陸部に
住んでいて
無事だった。


・・・が
仕事で
沿岸部へ
出かけていた父親の
安否確認が
なかなか
取れずにいた。


父親は
沿岸部の津波から
高齢者を抱えて
必死に
高台に逃げ
無事だった。


歩けない高齢者を
背負って走りながら
『歩ける者は、走れ！！』
と、叫び続けたという。


昨日あたりから
震災を題材にした
ドラマや
ドキュメンタリーなど
特別番組が
相次いでいる。


ほとんど
すべての
番組を
録画予約した。


正直、言えば・・・
番組を観るのは
怖いし辛い。


東京にいる
私であっても
一年前の
あの
胸が締め付けられる
日々を
思い出すのは
きつい。


岩手の親戚の
安否確認が
何日たっても
取れず・・・


毎晩
テレビニュースを
つけたまま
眠りについた。


パソコンで
避難所の登録者を
検索した。


毎晩・・・
熟睡など
できるはずもなく
ウトウトしながらも
翌日の活動に
出掛けていった。


昭島市民のもとへ。


昭島市民の
安否確認と
昭島市内の対策。


福島からの
避難者にも
出会った。


市議会議員選挙
(2011年４月に改選)
の準備にも
明け暮れた。


ふと気をぬくと
安否確認ができていない
岩手の
オバサンの顔が
頭をよぎる。


毎年・・・
東京に出てきて
三陸のホタテを
殻ごと焼いて
食べさせてくれた
オバサン。


『今回の選挙、私は喪章をつけて挑むことになるかもしれない・・・』
そんな
覚悟さえ
せざるをえない
日々だった。


一年前を
思い出す。


ここからの
一週間
一年前の出来事に
正面から
向き合う
覚悟をしている。


いまだ
終わらず・・・
前に進まない・・・
現実が
被災地にある。


決して
目をそらしては
ならない。