議員報酬、引き下げを提案

昭島市議会の
定数が
削減となる。

12月市議会に
立川法人会から
提出されていた
「議員定数の削減を
求める陳情」・・・


継続審議と
なっていたが
2月に行われた
議会運営委員会で
賛成多数により
採択された。


そして
3月8日の本会議。
自民党
公明党
の、議員から
「2名削減」
の提案がされた。


自民党
公明党
民主党
南雲議員
が、賛同し・・・
賛成多数で
可決成立。


私は・・・
公務関係者
議員や
職員等を
増やすことこそ
民主主義と
自治の基盤も
安定すると
思っている。


議会は
地方自治体という
団体の
意思決定を行う
議事機関と・・・


行政という
執行機関の
監視を行う
監視機能・・・
を、担っている。


また
個々の議員を
通じて
行政に対し
住民の
意思を伝え
行政を
監視するという
大きな役割も
もっている。


議員の「定数」と
議員の「質」とを
混同した意見も
よく聞かれるが・・・


それは
まったく別の性格で
議会定数を
削減すれば
議員の質が
高まるという
ことでもない。


議員のもっている
条例提出権の行使や
議会の活力を
高めること
住民参加
情報公開など
を、加速させることこそ
いま必要なこと
だと思う。


議員を
削減すれば
議会改革が
すすむという
ものではない。


しかも
住民を代表して
審議決定をする
機関なのだから
全住民を
代表するに
ふさわしい数が
必要となる。


昭島市の人口は
現在
11万3千人。


人口は
年々増えつづけ・・・
これからも
増えていくことが
予想される。


議員一人あたりの
人口数は
いまでさえ
4649人と
11万都市の
平均値だ。


定数削減は
地域代表的性格や
多様な
住民の意見
少数意見の
排除にも
つながってしまうもの。


議会の
本来もつべき
機能を
低下させることに
なってしまう。


言うまでもなく
議会の議席は
議員の
私物ではない。


市民から
付託されたものであり
議員定数削減により
身を切られるのは
議員個人ではなく
市政と市民を
結ぶパイプだろう。


身を切られるのは
有権者である市民の
民意だと思う。


長引く不況で
厳しい暮らしを
余儀なくされている
市民の人たちに
『議会も身を切るべき』
との声は
たしかにある。


その気持ちも
よくわかる。


定数削減の陳情を
提出した方の
理由にも
そのようなことが
書かれていた。


日本共産党は
そうした
市民の声を
受けとめる立場で
『定数削減ではなく、議員報酬の引き下げ』
を、提案した。


報酬月額から
5万円の引き下げ。


さらに
期末手当の算出時に
加算されている
20％の
職務加算の廃止だ。


財政効果は・・・
定数24人を
維持するものとして
算出すると
約3千万円。
（2930万7千300円）


この提案は
議員を
3人減らすことに
相当する。


民主主義の基本を
守りつつ・・・
大変な暮らしを
余儀なくされる
市民にも
思いを寄せて
提案した。


残念ながら
日本共産党市議団
3人の他には・・・
無会派の
高橋議員の
賛成にとどまり
否決された。


4月24日投票で
行われる
今年の
市議会議員選挙から
定数22が
適用される。


日本共産党に
とっても
厳しい厳しい
たたかいとなる。


『住民が主人公』
の、立場で
全力を尽くすほかない。