消費税10%は絶望への道

今日は一日
外回り・・・
消費税増税による
苦悩の数々が
先々で語られる。

小売店の
悲痛の声は
切実です。


酒屋さん・・・


「10円、20円の駄菓子にも、まとめて仕入れるときには消費税がかかってる。だけど、子どもたちが10円、20円で買っていくとき、消費税なんて取れないよ。子どもたちだって賢いよ。100円分買えば消費税がつくことを知っているから、小分けで買っていくんだよ」


「俺たちの商売は、売り上げ減っても経費はもう削るとこがない。一軒しか配達がなくても、車を走らせる距離は変わらないからね。大手みたいに安値で売ったら暮らしていけないし。大手しか残らない世の中だよ」


「常連の高齢者のお宅には、灯油の配達もするよ。家の中に入るから、暮らしぶりがよくわかる。このお宅は、もう石油ストーブは危ないなと思ったら、市やヘルパーさんに連絡するんだよ。そういう見守りの役割を小売店が果たしていることを、行政にはもっと知ってもらいたい」


「売り上げに対して、消費税を課してほしいよな。大手にはかなわないもん。自分の代で店をもったけど、息子には継がせられない。展望ないから。自分ができるまでで終わり。でも簡単には止められない。止めたら、俺の居場所がなくなっちゃうから」


数件の
小売店の主人と
お話をしたが
みんな一様に
静かに
切実な実態を
語っている。


もう
あきらめている
という感じ。


苦労をしながら
自らの手で
店をひらき
お客さんとの
つながりの中で
今まで
地域に根付いてきた
誇りがある。


しかし
それを
自分の代で
終わりにせざるをえない
現実（政治）に
覚悟しながらの商売。


ご主人は
「おもしろくないよな」と
笑っていた。


日常の買い物すべてに
課税される
消費税が
四月から
8％に上がった。


国民の所得は伸びず
物価や原材料は高くなり
くらしと営業を
圧迫している。


高齢者のみなさんは
食事の量や献立数を
減らしている。
（という生活・意識調査もある）


安倍晋三政権は
その増税の影響を
「想定内」
「軽微」
と言い放った。


そして
「法人税は下げます」
「年金支給額は下げます」
「年金受け取り開始年齢は上げます」
「残業代は払わないで済むようにします」
「不安定雇用は拡大します」
という。
（安倍政権の「骨太の方針」と「新成長戦略」）


地域に密着し
そのネットワークの拠点の
一つとして
地元に根差している
商店のみなさんの
誇りは
踏みつけにされている。


安倍首相は
一人ひとりの人生を
嘲笑っているかのようにさえ
思えてしまう。


商売人の
希望を奪いつづけた
安倍政権は
さらなる
消費税10％で
絶望の淵まで
追い込むという。


どんな理由を
持ち出そうとも
絶対に
認めるわけにはいかない。


「生命尊重」「人間尊重」を
絶対に
あきらめるわけにいかない。