「東日本」で起こった大地震

宮城県の被災地から
昨夜・・・
ドシャ降りの中
帰宅した。

5月の初めには
岩手県の
沿岸被災地へ
行った。


やはり
地域によって
被災状況も
復興状況も
違うのが
よくわかる。


とくに
感じたのは
宮城県沿岸部での
地盤沈下。


地盤沈下は
岩手では
見られなかった。
（5月の時点では）


しかし
宮城では
水浸しの街が
広がっていた。


石巻漁港の
魚市場も
地盤沈下で
水たまりに
囲まれている。


漁港近くの
市立病院
看護師寮も
アパートのまわりは
水びたし。


女川町の地域（写真）では
街全体が
水没しているようだった。


満潮時には
さらに
海水が
押し寄せる。


岩手県の
宮古駅周辺は
一階部分が
津波被害を
受けたものの
水はひいていた。


5月の時点で
すでに
リフォームに
取りかかっている建物も
いくつか
見られた。


つまり
人の姿がある。


宮城の
とくに女川では
地盤沈下がひどい。
（写真）


人が
まったくいないのが
印象的だった。


手をつけられない
状態のようだ。


仮設住宅で
聞き取った
住民の声でも
『満潮時の対策を』
と、心配をする人が
何人かいた。


東日本大震災。


「東日本」という
広大な地域での
震災、災害ということを
改めて
実感する。


それぞれの
被災地の
そこにいる住民を
主体にした
復旧活動と
復興計画を
すすめなければ
ならない。


当たり前のことのようだが
それが
とても重要だ。


そうした見地は
何よりの要でありながら
そこが
なかなか
進んでいない。


そして
テレビで
一般新聞で
報道されている
状況からは
ほど遠い。


被災地の人が
言っていた。


『ともかく見てほしい』
と。


長い長い
復興への道のり。


私たちも
細くとも
長く・・・
ずっと・・・
支援の手を
つなぎ続けなければ
ならない。