被災者の相談

昨日。今日。
と・・・
被災地から
避難してきた人や
市民の
生活相談が
つづいている。

原発の被ばくを
恐れて
福島から
避難してきた
親子の相談に
のった。


その方は
東京での
避難生活が
長引くことを
覚悟している。


とくに
子どもたちは
被ばくの
恐れのある地に
そう簡単に
帰すわけに
いかない。


長期滞在を
見越して
東京で働きたい
というのだ。


そのためには
子どもを
保育園に
あずけたい。


しかし
先日、昭島市を
訪れた際には
「保育園はいっぱいです」
と、門前払いだった
そうだ。


今回は
子育て支援課の
窓口ではなく・・・
被災者相談室へ
行った。


お母さんの
希望する園は
どこも
定員いっぱいなのだ。


対応した職員は
就職の方向性を
つけた上で
また
相談に応じるという。


保育園が足りない。
特別養護老人ホームも
空きがない。
石原都知事の12年間
都営住宅も増えていない。


私たち
日本共産党は
どれも
増設を要求しつづけてきた。


増設してこそ
市民の
都民の
不安と期待に
応えられると
論戦してきた。


しかし・・・


保育園は
民営化などで
つめこみ可能な
状況に転換して
対応する昭島市。


認証保育所など
「経営」としての
保育園に
ゆだねることを
すすめてきた
石原都政。


特別養護老人ホームは
いくら
増設を要求しても
昭島市としてつくるという
考えには
及ばないようだ。
（市内には、230人の待機者がいる）


都営住宅は
新設されないどころか
建て替えの団地も
既に居住している
戸数より
少ない戸数しか
建てられない。


たくさんの
被災者が
東京へ避難を
はじめた。


東京は
人々が
避難してくる
街でもあるのだ。


いままで
市民、都民のための
施設を
つくろうとしてこなかった
行政の姿勢が・・・


今後、一気に
矛盾として
ふきあがるのだろう。


いまこそ
保育園の増設を！
特養ホームの建設を！
都営住宅をつくろう！


「防災に強い街」
とは・・・
「福祉を大切にしている街」
と言えるのだろう
・・・
今回の震災を
通じて
つよく
そう思う。


『何が大切かと言えば、まず福祉』
やっぱり
そういうことなのだ。


。。。。。。。。。。。

写真は・・・
昭島市に
設置された
被災者相談室。


昭島市役所の
一階フロアの
西側玄関近くに
開設されている。