イラク侵略から、8年・・・

米英軍による
イラク侵略戦争の
開始から・・・
3月20日で
8年が経ちました。

侵略開始の
あの日・・


私は
宣伝カーで
市内を
まわっていました。


車の中から
ラジオの放送で
〝イラク侵略が始まった〟
ことを
知ったのです。


どうしたらいいのか・・・
どうしよう・・・


一瞬
放心状態に
なったのを
よく覚えています。


すぐに
日本共産党の
青年支部の仲間に
そのことを知らせ・・・


市民に
知らせようと
昭島駅頭に
立ちました。


そして・・・
イラク戦争に
反対する
署名を集めました。


その夜
友人の家に
呼ばれ
カレーライスを
食べました。


イラク開戦に
胸を痛め
心細くなっていた
友人が
カレーを
ふるまってくれたのでした。


。。。。。。。。。。


オバマ政権は
昨年8月
イラク駐留米軍の
戦闘任務は
「終結した」
と、宣言しました。


オバマ大統領にとって
イラク戦争は・・・
ブッシュ政権から
引き継いだ
「負の遺産」
だったのです。


任務終結を
宣言したときも
「勝利宣言」
の、色彩は
ありませんでした。


イラク戦争では・・・
米国の占領の下で
テロリストの策動
宗派争い
が、激化し
10万人（少なくとも）が
死亡しました。


米兵の死者は
4400人
を、超えました。


莫大な
戦費負担は
深刻な
赤字となって
今もなお
米国民に
のしかかっています。


『いま、政治、経済、教育、保健などの状況が最悪なのは、米国の占領の直接の結果です』
と、アジズ・シアル氏
（バクダッド大学の教授）
は、語ります。


つづけて・・・
『たしかに、フセイン政権は多くのアラブ諸国の政権と同様に、追放されるべきものでした。しかし、米国は、独裁の悪夢を取り払うのと引き換えに、国際テロ組織のアルカイダをイラクに招き入れました。イラクをテロの舞台に引き込んだのです』
と、協調しました。


ブッシュ大統領は
『民主主義的な価値を普及することは、世界にとって利益だ』
などと
強弁して
突入したのが
イラク戦争でした。


でも・・・
現在では
チュニジア
エジプト
などでの
長期強権政権が
国民の運動によって
倒されています。


そのあとには
巨大な
民主化のうねりが
中東全域を
覆っています。


シアル氏は・・・


イラク開戦時と
今日の違いを・・・
『人々は（独裁による苦しみなどの）問題の解決を、自らの手で、外国の干渉なしに、行うことができると気づいたのです』
と、語りました。


いま
リビア情勢をめぐり
〝イラクの教訓〟
が、試されています。


カダフィ政権の
独裁にたいして
立ち上がった民衆は
国際社会の支援を
求めながらも
外国軍の
リビア領内の駐留に
反対しています。


時代は
一歩一歩
教訓をへて・・・


確実に
前に進んでいます。
国民の運動とともに・・・。