信念。

昨日
ある方との
永遠の別れを
してきました。

日本共産党の活動を
地道にコツコツと
つづけてきた方。


活動地域は違えど
私の同級生のお父さんで
幼い頃から
知っていました。


私が
昭島の
市議候補・議員に
なってからも
その方の存在に
支えられていました。


ご家族いわく
虫歯一本ない
健康体だった方。


電気工事の
仕事をされていました。


近くで
お年寄りが
困っていると
すぐに
飛んで行って・・・


ハンドマイクを
一人で二台かついで
訴える姿を
何度も
見たことがあります・・・


市民との対話を
とても
大事にしていた方でした・・・


死因は
アスベストによる肺気腫。


アスベストです。


生業としていた
電気の配線工事などのとき
建材に含まれる
アスベストを
吸い込んでいたのでしょう。


アスベストは
とても細かく
空気中を舞います。


それを
長期間大量に
吸い込むと
肺などに到達し
疾患を
起こします。


アスベストは
とても丈夫なので
体内で
潜伏しつづけるのです。


いまでこそ
使用が
禁止されていますが・・・


古い建物などでは
いまなお
アスベストを含んだ
建材は
残されています。


電気工事などは
壁をはがし
行う作業のため
もろに
その被害を
受けるのでしょう。


国は
こうした
人体への影響を
知っていながら
このアスベストを含む
建材の使用を
促進してきました。


世界で
アスベストの被害が
すでに
わかっていたのに。。。


企業と国を
相手にした
アスベスト訴訟も
全国で
たたかわれています。


その原告の一人は
『（アスベストは）安いから』
『大丈夫だから』
と、すすめられ
使い続けたことを
証言しています。


国の政策によって
失われる命、縮められる寿命が
あっていいはずは
ありません。


人間の生命や健康は
個人の尊厳の
根本です。


過去を反省し
生命、健康に
決して格差を持ち込まない
生命行政を
追求することが
政治の役割だと
私は信じています。


その信念を貫き
闘いつづけることを
一つの命との
お別れの日に
改めて胸に刻みます。