函館視察、つづき。

函館市地域交流まちづくりセンターは
『ＮＰＯサポートはこだてグループ』が
施設運営の
委託をされて
二期め（一期三年）に
入るそうです。


三期目も
手をあげるつもりで
がんばっています。

そこで私は
スタッフの一人に
質問してみました。


「函館市に対して、望むことはありますか？？」と。


返ってきたのは
スタッフの
賃金の話でした。


現在
この施設では
常勤職員と
非常勤職員で
合計11名での
運営です。


常勤職員は
●センター長（統括責任者・市民活動支援担当）
●副センター長（情報発信・統括）
●副センター長（総務経理・統括）
●副センター長（利用管理・統括）
●職員（事業管理）
●職員（受付管理・会計）
の、6名。


非常勤職員は
庶務担当が5名です。


私が質問した方は
「自分は、子どもがいるけど、今の賃金でやっていけます」
と言いながら・・・


「それでも、ここで若い職員が一人辞めるんです。今の賃金では、結婚できないと言って」
と、つづけました。


おもわず
「やっぱり、そこですか・・・」と
返してしまいました。


さらに
その方は
「でも、運営については、かなり自由にやらせていただいていて・・・」
とも
付け加えました。


平成22年度から平成26年度の
5年分で・・・
函館市からの
管理委託料は
212，390千円。


5年で
2億1千239万円です。


単純計算すると
一年間で
約4千万円。


きめ細やかな配慮と
豊かな発想の
サービスを展開する
運営には
それなりの
マンパワーが必要です。


みんなが
笑顔で働ける
職場づくりも
大切です。


そこには
当然に
賃金の問題も
出てきます。


指定管理者や
民間への委託は
かならず
「コスト論」が
出てきます。


つまり
自治体の
「経費削減」から
民間委託という発想が
出てきます。


議会ではたいてい
委託した前と後の
「財政効果」なんて
質問が出されます。


情熱を持った人たちが
大変な中で
一生懸命に
運営しているんだな～
と、感じました。


その仕事に見合った
賃金を
自治体は当然
保障しなくては
ならないのでしょう。


良くも悪くも・・・
いろんなことを
感じた
函館視察でした。


。。。。。。。。。。


写真は
函館市内を走る
路面電車。