無責任な人たち

昨夜おそく
高校時代の友人から
メールが届いた。
『内閣不信任案が提出され、悲しく、呆れて、怒りを覚える』
と・・・。

昨夜・・・
自民党、公明党、たちあがれ日本
の、3党が
『菅内閣不信任案』
を、衆議院に
提出した。


友人からのメールは
以下のとおり。


・・・・・

遅くに、ごめんね(+o+)

不信任案が提出され、悲しすぎて、呆れすぎて、涙が止まらない。
この怒りと悲しみを、どこにぶつけていいかわからず、文子にメールしてしまいました('_')

東日本で被災している人たち。
いまだに発見されず、天国に行くに行けない行方不明の人たち。
自分の将来のために、一生懸命生きている何の罪もない子どもたち。
が、いるのに・・・

なぜ、民主、自民、公明党の政治家は、こんなこと（不信任案の提出）を、するのだろう・・・

こんな国は、おかしすぎる('_')
こんな、おかしな政治家ばかりの国の国民であることが、嫌になった。

悲しすぎて、涙が止まらない。

急なメール、ごめんね。
怒りと悲しみがおさまらなくて、どうして良いかわからなくて(;_;)

・・・・・


友人の
心の痛みが
嫌というほど
伝わってくる。


被災地で
懸命に生きる
人たちに
想いを馳せた
友人の
心の叫び。


きっと
同じ思いの人は
多いのでは
ないだろうか。


日本共産党は
この不信任決議案の
共同提案を拒否し
本会議では
「棄権」をする。


日本共産党の
志位和夫委員長は
昨夜の
野党党首会談で
『国難ともいわれる状況のもとで、先の展望を示せないままでの不信任案の提起というのは、党略的で無責任という批判は免れない』
と、述べた。


内閣不信任決議案を
提出するということは
とても重い。


提出する側にも
重大な
覚悟が必要だ。


昨夜の会談で
志位委員長は
自民党の谷垣総裁に・・・


『可決された場合、どういう対応を考えているのか。解散・総選挙を求めるのか、内閣総辞職を求めるのか』と、ただした。
さらに・・・
『内閣総辞職を求めるとすれば、菅内閣に代わって、どういう政権をつくるのか。具体的構想を示してほしい』
と。


不信任案を
提起する以上
具体策を示す
責任があるのは
当然のこと。


谷垣氏は
『被災地の現状を見たら、解散を求めるわけにはいかない』
として
「内閣総辞職」を求める
という。


同時に
政権構想については
『確固たる展望をもっているわけではない』
と、答えた。


展望をもたない
ということは
「混乱が起こる」
ことを
認めたに等しい。


自民党
公明党
の、動きは
党略的であり
「無責任」としか
言いようがない。


この
無責任であり
党略的態度に
賛成するわけには
いかない。


さらに、昨夜
民主党の小沢一郎元代表も
党内の議員に
不信任案への
同調を呼びかけ
会合を開いた。


民主党の衆院議員が
71人
参加したという。


無責任なのは
不信任決議案を
提出した
自民党
公明党ら
だけではない。


立場の違い
党派の違いをこえて
復興に向け
力を合わせなければならないとき・・・
民主党こそ
団結しなければならないときに。


日本共産党の
「菅政権に対して、信任できない」
という
政治的評価は
変わらない。


消費税の引きあげで
被災者から希望を奪う。
こんなことを　
すすめようとする
菅内閣は
不信任に値する。


しかし
無責任な
不信任決議案には
賛成はできない。


でも
反対すれば
「信任」の立場なわけで
そんなことも
できるはずはない。


日本共産党の選択肢は
「棄権」です。


国民に
涙を流させ
「この国の国民であることが、嫌だ」
とまで言わせる
自民、公明、民主ｅｔｃの動き。


国民不在
被災地不在の
政局の動きに
国民の怒りは
強まるばかりだろう。


さて
国会での討論が
始まった。


私たち政治家は
日本が
重大な国難に
直面していることを
忘れてはならない。