戦時下の昭島と空襲

「昭島にも空襲があった」
という冊子がある。
10年前に
発行されたものです。

この冊子を
監修した
三村章氏の
講演を聞いた。


この方の
講演を聞くのは
二度目になる。


数年前
三村さんには
昭島市の
管理職として
議会で
お世話に
なっていた頃だ。


立川市の
サークル
コーラス鳩のうたの
発表会？で。


その
第一部で
講演されたのを
聞いた。


普段は
議会の
答弁と説明しか
聞いたことが
なかったので
とても
新鮮だった。


立川市や
多摩地域の
空襲の実態を
講演されていた。


今回は
昭島市の
企画政策室の催し。
（そういえば、三村さんも企画政策室長だったときもあったな。。）


昭島市が
非核平和都市宣言をしてから
30周年となる。


毎年
映画界など
なんらかの
催しがされているが
定員があるために
いつもは
遠慮していたが・・・


今年は
どうしても
三村さんの話しを
聞きたかった。


玉川小学校の文集や
旧拝島村の
警防団本部（今でいう消防団）の
防空記録など
さまざまな資料を
つかって
話は進んだ。


旧昭和町（昭島市の東側）には
陸軍施設が
点在していた。


現在の
昭島病院周辺の
いわゆる
昭和郷と
呼ばれている地域では
陸軍工廠で
陸軍が自ら
航空機を
製造していたという。


その技能者の
養成所や
宿舎は
都営中神団地のあたり。


八清住宅も
戦時集団住宅として
整備された。


八清住宅の
竣工式は
昭和16年12月7日
だったそうだ。
（真珠湾攻撃の前日だった）


西川製糸にも
戦時下の
歴史がある。


そして
西側の
旧拝島村でも
民間の
軍事関連の
工場や社宅があった。


拝島村では
ヒマという
植物の
植樹奨励予算が
つけられていた。


ヒマの油を
燃料にする。


龍津寺の
鐘も
金属供出した。
（戦後、戻ってきたそうだが）


昭和郵便局や
昭和飛行機への
勤労動員が
行われていた
証言もあるとか。


戦死した
人たちの
「無言の凱旋」を
お知らせするために
まわった
回覧板もあったそうだ。


戦時下の
この街が
どういう状況だったのか
知る機会となり・・・
戦争を考える
機会となったのは
もちろんだ。


同時に
昭島の街が
どういう
歴史の中で
発展してきたのか・・・


今の昭島を
しっかりと見据える
機会になった。


そして
未来を
進んでいくためにも
とても
勉強になる
話だった。


何度でも
聞きたい。


昭島の空襲は
わかっているだけで
1945年4月4日の
Ｂ29による
攻撃での
犠牲者が
もっとも多いそうだ。


この時期は
立川や
日野などでも
多くの
犠牲者が
出ているという。


アメリカの
空襲作戦の
任務報告書によれば
この日の標的は
立川飛行機と
記録されているそうだ。


3月に
東京大空襲で
現在の区部は
焼野原となった。


そして4月・・・
この多摩地域を
狙ったという
ことだろうか。


今年は
原水爆禁止世界大会に
昭島代表団として
参加させてもらう。


核の被害と
同時に
あの戦争が
なんだったのか・・・
再び問い直す
機会にしたい。


。。。。。。。。。。


三村章氏監修で
発行された冊子
「昭島にも空襲があった」は
500円で
購入できます。


問い合わせは
昭島市
企画政策室へ。