震災から、一カ月

3月11日
午後2時46分
マグニチュード9・0の
大地震と
直後の大津波が
東日本の被災地を
襲ってから
一カ月がたちました。

多くの行方不明者を
残したまま
延々と瓦礫が広がる
市街地。


津波の爪痕も生々しく
水没したままの
農地や海岸。


とても
一カ月たったとは思えない
甚大な被害が残る
被災地です。


絶え間ない余震と
原発事故の被害が
追い打ちをかけます。


一カ月たった今
行方不明者を探す
家族の姿が
テレビなどで
映し出されています。


南三陸町で
住民を
避難させるために
防災無線を
流しつづけた
女性職員は
いまだ
行方不明です。


テレビの映像では
すぐそこまで
津波が
押し寄せているにも関わらず
必死の声が
街に響いていました。


『早く逃げてください』
『高いところへ逃げてください』


この女性は
おそらく
津波に
のまれてしまったのでしょう。


その他にも
消防団の任務を行い
津波に
のまれた人がいます。


この人たちは
きっと
自らの役割を
つよく認識し
自らの犠牲を
覚悟しながら
多くの住民を守る
先頭に立ち続けたのでしょう。


人々の
いのちと暮らしを
守るために
全力を尽くし
犠牲になった
多くの人が
いるのでしょう。


この人たちは
津波にのまれ
もがき苦しみながら
何を
思うのでしょうか。


これは
想像することしか
できません。


きっと
家族や
愛する人のことを
考えたのかも
しれません。


そして・・・
命ある者に
命ある私たちに
これからの復興と
新しい未来を
託したのではないかと
思います。


子どもたちの未来と
残された命を
託して
覚悟のもとに
犠牲になっていったのでは
ないでしょうか。


テレビの映像から
聞こえてきた
防災無線の
女性職員の声が
耳を離れません。


こうした人たちがいたことを
私は
決して忘れずに
この先の人生を
生きていきたい。


日本共産党員として
一人の政治家として
活動していきたい。


託された
新しい未来をつくり
切り拓いていく
先頭に立つことを
改めて
決意している。


4月17日から
はじまる
昭島市議会議員選挙は
その第一歩ともいえる
選挙だと思う。


命とくらしを大切にする
政治本来のあり方
自治体本来のあり方を
問い直す
大きな闘い。


犠牲になった
命の重みを
胸に刻み・・・


託された命、尊厳を
しっかり
受けとめる政治を
語り広げていかなければ
ならない。


今度の選挙の重大さを
心に期し
被災者の方々の思いを
自らの思いとして
支援と復興に向けた
市政の責務を
果たさせていく決意です。